"BirdNerd"#005――神社の森でカワガラス・カケス・アオゲラ(2020.3)


DSCN1367

 

そばにこんなふうに渓流のある神社の林は、以前下記のポストでミソサザイを探した場所。実はその後、息子はわたしを差し置いてすでにミソサザイを見て、写真にも収めている。ということでわたしにも見せてあげよう、となかば上から目線で案内する風情。――コロナ禍の3月なかば、再訪してみた。

 

www.sotoblog.com

 

その河原でいきなり「ピィピィ」という特徴的な鳴き声、水面を縫うように横切る濃い影は、ミソサザイではなくカワガラスだった。またしてもわたしではなく、息子が写真に撮る。

 

DSCN6463 カワガラス

 

DSCN1421

 

そして神社の林をゆっくり、耳をすませながら歩く。3月半ばの暖かい日とはいえ、中・上流域で外界よりもいくぶん涼しい、肌寒さも感じる空気のなか、しばらくして見つけることができたのがカケスだった。先日ミソサザイを見た日にも息子は見つけて、写真に撮ることができたようで(そのときが息子にとってカケスの“初撮り”だった)、この日は息子にはいくらか余裕が感じられた。

 

わたしには初のカケス撮りだったので、枝と枝のあいだに佇むその姿を、「動かないで!」と祈りながら枝をかいくぐってフォーカスを合わせる。その緊張感が心地いい。


DSCN6477カケス

 

DSCN6465


DSCN1402

 

そしておそらく竹林から、ふだん街でも聞き慣れているコゲラのものとは違う、甲高く響き渡るドラミング。それの聞こえる方に近づいていくと、逆に向こうから、こちら側に飛び移ってくる鳥影は果たして、アオゲラ。アオゲラもまた、これまで未撮影のわたしたちは、やはり緊張感を湛えながら、頭上の木をめいっぱい首を曲げて見上げて、その姿を観察、そしてシャッターを切る。

 

DSCN1438アオゲラ

 

DSCN6500


DSCN6494

 

またいい探鳥ポイント、定点観察スポットを見つけたね、ミソサザイやカワガラス、カケスが暮らしやすい、いつもいる場所なのかも、と言い合いながら、わたしたち親子バーダーにとっては、短い時間ながら充実した探鳥行。

 

DSCN6460

 

【当ブログ、これまでの探鳥記録。】

sotowrite.hatenablog.com

www.sotoblog.com